【継続】武器になる哲学 05ペルソナ【勉強用】
武器になる哲学読みます。
「役に立たない学問の代表」とされがちな哲学は、ビジネスパーソンの強力な武器になる。現役で活躍する経営コンサルだから書けた、「哲学の使い方」がわかる1冊。
【本書で紹介するキーコンセプト】
●第1章 「人」に関するキーコンセプト 「なぜ、この人はこんなことをするのか」を考えるために
・ロゴス・エトス・パトス――論理だけでは人は動かない(アリストテレス)
・悪の陳腐さ――悪事は、思考停止した「凡人」によってなされる(ハンナ・アーレント) ほか
●第2章 「組織」に関するキーコンセプト 「なぜ、この組織は変われないのか」を考えるために
・悪魔の代弁者――あえて「難癖を付ける人」の重要性(ジョン・スチュアート・ミル)
・解凍=混乱=再凍結――変革は、「慣れ親しんだ過去を終わらせる」ことで始まる(クルト・レヴィン) ほか
●第3章 「社会」に関するキーコンセプト 「いま、なにが起きているのか」を理解するために
・アノミー――「働き方改革」の先にある恐ろしい未来(エミール・デュルケーム)
・パラノとスキゾ――「どうもヤバそうだ」と思ったらさっさと逃げろ(ジル・ドゥルーズ) ほか
●第4章 「思考」に関するキーコンセプト よくある「思考の落とし穴」に落ちないために
・シニフィアンとシニフィエ――言葉の豊かさは思考の豊かさに直結する(フェルディナンド・ソシュール)
・反証可能性――「科学的である」=「正しい」ではない(カール・ポパー) ほか
5回目です
今回はペルソナです
ペルソナというとどうしてもゲームが先に思い浮かびます
面白いんですよね
私はペルソナ4が好きです
では内容入りましょう
【05ペルソナ】カール・グスタフ・ユング
パーソナリティとはそれ自体の定義からして
本来的には短期に大きく変化しないものです。
心理学者ユングはパーソナリティのうち、
外界と接触している部分をペルソナという概念で説明しています。
ペルソナとは、
元来は古典劇において役者が用いた「お面」のことです。
ユングは
「ペルソナとは、1人の人間がどのような姿を外に向かって示すかということに関する、個人と社会的集合体とのあいだの一種の妥協である」と説明しています。
つまり実際の自分はそれほど明確に意識されているわけでなく、
常に「どこまでが面でどこまでが顔なのか」
という問いがついて回ることになります。
「仮面と真実の姿があいまいになる」というモチーフに
我々が惹きつけられるのは、
自分たちのアイデンティティやパーソナリティといったものが
大変脆弱であって、
外部環境次第で歪められたり、
隠しておきたかった無意識が表出したりする恐れがあることを我々が
認識しているからなのかもしれません。
恐ろしいのは自分自身が「自分らしくない」
言動をとるようになっていても、
そのことに当の本人が全く気づかないことです。
「自分」と「ペルソナ=仮面」の不一致はネガティブなものに
思われるでしょうが、
ことはそう単純なものではありません。
人の人格は多面的なもので、ある場所でまとっていたペルソナを
別の場所では別のペルソナに切り替えることで、
なんとか人格のバランスを保って生きている、
というのもまた人間の実際の姿です。
【感想】
ユングの名言
他人に対して感じる
“いらだち”や”不快感”は、自分がどんな人間なのかを
教えてくれる
世界を創造するのは
神ではなく、
私たちなのです。私たちがこの世を
認識することによって、世界は客観的に
存在することができる。
生きることには、
意味があるとも言えるし、
意味がないとも言える。私は両者の戦いの末に
意味があるという結論に
たどり着きたい。
私たちは常に意識しなくても
いろいろなペルソナを使い分けて生きているのかもしれません。
それが良いか悪いかは分かりませんが、
自分1人の時くらいはペルソナをとっておきたいですね。
【総括】
ペルソナって言葉かっこいい
購入はここから
よかったらクリックしてください