おかだのブログ

たくさん本読みます

【読了】競歩王【感想】

競歩王読み終えました。

 

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【写真】競歩

 

あらすじ

この人たちはどうして、《歩く》ことを競おうと思ったのだろう。

東京オリンピックの開催が決定した2013年9月。高校3年生の榛名忍は作家デビューした。

「天才高校生作家」と持て囃された華々しい日々から3年、大学生になった忍は作家として大スランプに陥っていた。

このまま世間から忘れ去られて、普通の人間になっていくのかもしれない。

そう思っていた2016年夏。世間はリオオリンピックの話題で持ちきりだ。そんなある日、忍は大学でオリンピックのハイライト番組を見ながら号泣する後輩・八千代篤彦と出会う。

彼は、大学でたった一人の《競歩選手》だった。

「君は、どうして競歩をやってるの」
「先輩には絶対にわからないですよ」

八千代との出会いをきっかけに、忍は「競歩小説」を書くことになってしまう。

リオオリンピックから東京オリンピックへ至る4年間を、忍は八千代と共に歩むことになった。

引用 額賀澪 公式サイトより 

 

本の題目として珍しい競歩の話になります。

 

 

そもそも皆さん競歩をご存知ですか?

 

 

競歩とは

ja.wikipedia.org

陸上競技種目で唯一の判定種目である。後述のルールに沿った歩形(フォーム)を維持しながら歩かなければならず、順位やタイムだけでなくルール(失格)との戦いがある。競歩のルールは幾度か改正がされている。

  • 常にどちらかの足が地面に接していること(両方の足が地面から離れると、ロス・オブ・コンタクトという反則をとられる。以前はリフティングという名称だった)。
  • 前脚は接地の瞬間から地面と垂直になるまで膝を伸ばすこと(曲がるとベント・ニーという反則をとられる)。
  • 競歩競技には上記2つのような定義が定められており、その定義に違反しているおそれがあると競歩審判員が判断したときに、競技者はイエローパドルを提示される(ロス・オブ・コンタクトの時は波型の書いてあるものを、ベント・ニーの時はくの字が書いてあるもの)。定義に明らかに違反している場合はレッドカードが発行される。ある競技者に対してのレッドカードが累積3枚になると、競技者は主任審判員より失格を宣告される。ただし、主催者などが「ペナルティゾーン」を採用した場合は、レッドカードが累積3枚になった競技者はペナルティゾーンにおいて所定の時間(20キロ競歩では2分、50キロ競歩では5分など、レース距離10キロに対して1分)待機し、レースに復帰することができる。この場合は4枚目のレッドカードで失格となる[2]

引用Wikipedia

 

競歩陸上競技では珍しい失格がある競技になります。

例え50KM歩いてたとしても失格してしまう、

過酷な競技ですね。

 

 

ドーハ世界選手権

 

先日行われたドーハ世界選手権

世界陸上は皆さんもご覧になったのではないでしょうか。

 

 

男子50KMW    優勝

男子20KMW    優勝

 

日本の陸上種目の中でも飛び抜けて強いのが競歩競技になります。

 

 

【感想】

 

さてそろそろ感想を書いていこうと思います。

筆者は競歩選手でしたので

競歩に対しての思入れは強すぎて前置きが足りないくらいなのですが、

これくらいにしておきます。

 

 

作品としては

オリンピックを目指す競歩選手の大学生と

高校時代に華々しくデビューした作家の

ダブル主人公の話になります。

 

 

どんなに努力をしても上手く前に進めない

頑張れば頑張るほど泥沼にはまっていく2人の主人公が

競歩という競技を通して成長していきます。

 

 

成功することもあれば直前で全てが崩れ去ることもある

競歩の競技性を上手く活用して表現されていると思います。

 

 

ちょっと成長が早すぎると思うところもありましたが、

ある意味では競歩らしい部分といえるでしょう。

 

 

なにかを手に入れようとすればするほど

同等の何かを捨てなければいけない

 

 

多くのものを失って

1つの夢を見る

 

 

周りの人たちはそれを馬鹿にするでしょうけど

本人たちは気にせず取り組みます

 

 

 

 

 

 

男たちの青春物語

 

 

為せば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり

 

って感じですね

 

 

【総括】

青春時代に戻りたい

 

 

 

 

 

ありがとうございました。

 

 

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