おかだのブログ

たくさん本読みます

【継続】武器になる哲学 01ロゴス・エトス・パトス【勉強用】

武器になる哲学を読みます。

 

f:id:okdken:20191014152439j:plain

【写真】武器になる哲学

 

「役に立たない学問の代表」とされがちな哲学は、ビジネスパーソンの強力な武器になる。現役で活躍する経営コンサルだから書けた、「哲学の使い方」がわかる1冊。


【本書で紹介するキーコンセプト】
●第1章 「人」に関するキーコンセプト 「なぜ、この人はこんなことをするのか」を考えるために
・ロゴス・エトス・パトス――論理だけでは人は動かない(アリストテレス
・悪の陳腐さ――悪事は、思考停止した「凡人」によってなされる(ハンナ・アーレント) ほか

●第2章 「組織」に関するキーコンセプト 「なぜ、この組織は変われないのか」を考えるために
・悪魔の代弁者――あえて「難癖を付ける人」の重要性(ジョン・スチュアート・ミル
・解凍=混乱=再凍結――変革は、「慣れ親しんだ過去を終わらせる」ことで始まる(クルト・レヴィン) ほか

●第3章 「社会」に関するキーコンセプト 「いま、なにが起きているのか」を理解するために
アノミー――「働き方改革」の先にある恐ろしい未来(エミール・デュルケーム
・パラノとスキゾ――「どうもヤバそうだ」と思ったらさっさと逃げろ(ジル・ドゥルーズ) ほか

●第4章 「思考」に関するキーコンセプト よくある「思考の落とし穴」に落ちないために
シニフィアンシニフィエ――言葉の豊かさは思考の豊かさに直結する(フェルディナンド・ソシュール
反証可能性――「科学的である」=「正しい」ではない(カール・ポパー) ほか 

 

www.kadokawa.co.jp

 

前々から読みたいと思っていたのですが、

 

 

読みます。

 

 

読みます。

 

 

読みます!!

 

 

自分1人だと絶対途中で読むのやめるので

書きながら読みます。

 

 

内容紹介しながら進めて勉強も兼ねます。

 

 

よし、いこう

 

 

【01 ロゴス・エトス・パトス】アリストテレス

 

ja.wikipedia.org

 

人が行動を本当の意味で変えさせようと思うのであれば、

「説得よりは納得、納得よりは共感」が求められるようです。

 

 

そのためには何が必要か

アリストテレスは著書『弁論術』において

「ロゴス」「エトス」「パトス」の3つが必要だと説いています。

 

 

「ロゴス」とはロジックのこと、

論理だけで説得することは難しいが、

論理的にむちゃくちゃな意見に賛同を得ることは難しいということから

重要な要件としてあげられています。

 

 

「エトス」とはエシックス=倫理のこと、

人は道徳的に正しいと思えることに

自らの才能と時間を投入したいと考えるため、

その点を訴えて人の心を動かすが有効と説いています。

 

 

「パトス」とはパッション=情熱のこと、

本人が熱を持って語ることで人は初めて共感します。

過去の英雄たちは「パトス」をもって未来を語ったからこそ

世界は今あるように変わりました。

 

 

ここまででアリストテレス

「ロゴス・エトス・パトス」の説明をしましたが、

この「言葉によって人を動かす」というそもそもの考えに強く反対したのが、

ソクラテスでした。

 

ja.wikipedia.org

 

リーダーシップにおける言葉の重要性に

歴史上最初に注目したのはアリストテレスの師匠筋にあたるプラトンです。

ja.wikipedia.org

 

プラトンの著書『パイドロス』では次の議論がなされます。

 

 

アリストテレスが重要視したレトリック=弁論

に対置されていたのがダイアローグ=対話

 

 

リーダーには弁論(レトリック)が必要だと主張する

パイドロスソクラテスの弟子の名前)に対して

ソクラテスがこれを批判、

真実に至るには対話(ダイアローグ)しかないと説得する構成になります。

 

 

ソクラテスは弁論(レトリック)を「まやかし」と言います。

言葉巧みに弁舌を振るって人を動かす技術は

人心を誤らせる、ということです。

 

 

組織のリーダーであれば人を「酔わせ、舞い上がらせる」ことが

必要な場面があるでしょう。

 

 

弁論(レトリック)の危険性を知った上で、

人を動かすために「ロゴス・エトス・パトス」の3つが必要だという

アリストテレスの指摘については、

その過剰な使用がもたらす危険性も含めて、

知っておいて損はないと思います。

 

 

【感想】

 

 

アリストテレスのいう「ロゴス・エトス・パトス」の

重要性は理解できたし

 

 

それに伴いソクラテスのいう

弁論(レトリック)は「まやかし」という意見も大変理解できました。

 

 

確かにいつかは人を説き伏さなければいけない場面はあるだろうし、

例えば人前でスピーチするときなんかは

「ロゴス・エトス・パトス」はとても有用に思います。

 

 

しかし、弁論(レトリック)だけではいけない場面も必ず存在するし

自分が信頼できる相手には対話(ダイアローグ)していきたいと思います。

 

 

難しいことですが、

使い分けが大事なのかな。

 

 

知っておいて損はないとうことで、

きっと私たちの日常の中にも「ロゴス・エトス・パトス」は存在し、

 

 

それを正しい正しくないと判断するのは自分自身なので、

 

 

自分に納得ができる答えが導き出せるよう

 

 

考える力を養うのは大切だと感じました。

 

 

【総括】

勉強しよう。

 

 

 

購入はここから

 

 

よかったらクリックしてください

にほんブログ村 本ブログへにほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

【読了】競歩王【感想】

競歩王読み終えました。

 

f:id:okdken:20191014095510j:plain

【写真】競歩

 

あらすじ

この人たちはどうして、《歩く》ことを競おうと思ったのだろう。

東京オリンピックの開催が決定した2013年9月。高校3年生の榛名忍は作家デビューした。

「天才高校生作家」と持て囃された華々しい日々から3年、大学生になった忍は作家として大スランプに陥っていた。

このまま世間から忘れ去られて、普通の人間になっていくのかもしれない。

そう思っていた2016年夏。世間はリオオリンピックの話題で持ちきりだ。そんなある日、忍は大学でオリンピックのハイライト番組を見ながら号泣する後輩・八千代篤彦と出会う。

彼は、大学でたった一人の《競歩選手》だった。

「君は、どうして競歩をやってるの」
「先輩には絶対にわからないですよ」

八千代との出会いをきっかけに、忍は「競歩小説」を書くことになってしまう。

リオオリンピックから東京オリンピックへ至る4年間を、忍は八千代と共に歩むことになった。

引用 額賀澪 公式サイトより 

 

本の題目として珍しい競歩の話になります。

 

 

そもそも皆さん競歩をご存知ですか?

 

 

競歩とは

ja.wikipedia.org

陸上競技種目で唯一の判定種目である。後述のルールに沿った歩形(フォーム)を維持しながら歩かなければならず、順位やタイムだけでなくルール(失格)との戦いがある。競歩のルールは幾度か改正がされている。

  • 常にどちらかの足が地面に接していること(両方の足が地面から離れると、ロス・オブ・コンタクトという反則をとられる。以前はリフティングという名称だった)。
  • 前脚は接地の瞬間から地面と垂直になるまで膝を伸ばすこと(曲がるとベント・ニーという反則をとられる)。
  • 競歩競技には上記2つのような定義が定められており、その定義に違反しているおそれがあると競歩審判員が判断したときに、競技者はイエローパドルを提示される(ロス・オブ・コンタクトの時は波型の書いてあるものを、ベント・ニーの時はくの字が書いてあるもの)。定義に明らかに違反している場合はレッドカードが発行される。ある競技者に対してのレッドカードが累積3枚になると、競技者は主任審判員より失格を宣告される。ただし、主催者などが「ペナルティゾーン」を採用した場合は、レッドカードが累積3枚になった競技者はペナルティゾーンにおいて所定の時間(20キロ競歩では2分、50キロ競歩では5分など、レース距離10キロに対して1分)待機し、レースに復帰することができる。この場合は4枚目のレッドカードで失格となる[2]

引用Wikipedia

 

競歩陸上競技では珍しい失格がある競技になります。

例え50KM歩いてたとしても失格してしまう、

過酷な競技ですね。

 

 

ドーハ世界選手権

 

先日行われたドーハ世界選手権

世界陸上は皆さんもご覧になったのではないでしょうか。

 

 

男子50KMW    優勝

男子20KMW    優勝

 

日本の陸上種目の中でも飛び抜けて強いのが競歩競技になります。

 

 

【感想】

 

さてそろそろ感想を書いていこうと思います。

筆者は競歩選手でしたので

競歩に対しての思入れは強すぎて前置きが足りないくらいなのですが、

これくらいにしておきます。

 

 

作品としては

オリンピックを目指す競歩選手の大学生と

高校時代に華々しくデビューした作家の

ダブル主人公の話になります。

 

 

どんなに努力をしても上手く前に進めない

頑張れば頑張るほど泥沼にはまっていく2人の主人公が

競歩という競技を通して成長していきます。

 

 

成功することもあれば直前で全てが崩れ去ることもある

競歩の競技性を上手く活用して表現されていると思います。

 

 

ちょっと成長が早すぎると思うところもありましたが、

ある意味では競歩らしい部分といえるでしょう。

 

 

なにかを手に入れようとすればするほど

同等の何かを捨てなければいけない

 

 

多くのものを失って

1つの夢を見る

 

 

周りの人たちはそれを馬鹿にするでしょうけど

本人たちは気にせず取り組みます

 

 

 

 

 

 

男たちの青春物語

 

 

為せば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり

 

って感じですね

 

 

【総括】

青春時代に戻りたい

 

 

 

 

 

ありがとうございました。

 

 

他のブログも読んでください。

 

okdken.hatenablog.com

 

 

 購入はここから

 

 

よかったらクリックしてください

にほんブログ村 本ブログへにほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

【読了】かがみの弧城【感想】

かがみの弧城読み終わりました。

 

f:id:okdken:20191013230616j:plain

【写真】かがみの弧城

 

内容紹介

あなたを、助けたい。

学校での居場所をなくし、閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。そこにはちょうどこころと似た境遇の7人が集められていた――
なぜこの7人が、なぜこの場所に。すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。
生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。一気読み必至の著者最高傑作。

Amazonより引用

 

鏡の世界で謎を追う不登校児 大人と子どもの目が共存する救いの物語

大人である現在の自分と、子どもだったあの頃の自分の両方を、同時に、ここまで慰め、励ましてくれる小説なんてはじめてだ。辻村深月の新作『かがみの孤城』のことである。

中学一年生のこころは、ある出来事を機に学校へ行けなくなり、いつも家で過ごしている。ある日一人で家にいると、部屋の鏡が突然輝き始め、潜り抜けてみると、そこは城の中だった。集められたのはこころを含め、似た境遇にいるらしき中学生が七人。九時から十七時まで滞在が許されるその城で、彼らにはひとつの課題が出される。猶予は一年。戸惑いながらも七人は、少しずつ心を通い合わせていくのだが……。

少年少女が異世界の建物の中で謎を追う設定は、著者のデビュー作『冷たい校舎の時は止まる』と同じ。ああ、久々に初期の頃のような青春小説を書いたのだな……と思いながら読み進めた。自分も思春期にこんなふうに傷ついていたなと思い出すというより、自分があの頃傷ついたのは、こういうことだったのか、と気づかせる描写の巧さに唸る。だが途中で、それだけではないと気づいた。これは、あの頃の気持ちを失わないまま、かつ、大人としての目を持ち合わせるようになった今の著者だからこそ書ける作品なのだ。泣けるのは娘を理解しようと手探りする母親の戸惑いや怒りや喜びが、それに無自覚なこころの目を通しながらもありありと伝わってくる点。子どもが大人に望むことはもちろん、大人が子どもに対して思うことを、こんなふうに巧みに表現してのけるとは。

大人も子どもも、みんなが関係を構築していこうとしている。その部分だけでも充分読ませるが、もちろんミステリーパートも秀逸で、孤城の秘密がすべて明かされていく終盤は驚きの連続。それがまた、胸をしめつける真相だ。救いを求める側から救う側へとなった時、人は本当に救われるのだとも気づかせてくれる一冊である。

評者:瀧井 朝世

(週刊文春 2017.05.25号掲載)

 

 

 

ここまでの紹介だけでわかる「いい本」感

しかもこの本本屋大賞を受賞しているんです。

 

 

個人的に本屋大賞を受賞した作品にハズレはないと思います(個人的な感想です)

 

そもそも本屋大賞とはってところから説明します。

 

 

本屋大賞とは】

本屋大賞(ほんやたいしょう)とは2004年に設立された、NPO法人本屋大賞実行委員会が運営する文学賞である。

一般に、日本国内の文学賞は、主催が出版社であったり、選考委員が作家や文学者であることが多いが、本屋大賞は、「新刊を扱う書店オンライン書店含む)の書店員」の投票によってノミネート作品および受賞作が決定される。

出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』

 

つまり書店員の方が選んだ本なんです!!

本が好きな人が選んだんです!!

つまりおもしろい(暴論)

 

f:id:okdken:20191013232002j:plain

 

 

ここからは感想を書いていきます。

 

 

【感想】

 

ある出来事から主人公は学校に行けなくなってしまう。

 

 

そんな中主人公の部屋の鏡が光だし歩みを進めてみると、、、

 

 

境遇を共にした7人の子供たち

 

 

7人の環境はより良くなり、

いつも一緒にいるように

 

 

だけどその期間は決められており、

 

 

そこで何を考え行動するのか

 

 

みたいなのが内容ですが、

純粋にこの本を読んでいて

学校に行けない主人公に救いの光があってよかった!!

 

 

って思いました。

 

 

だっていじめられて部屋に引きこもってるだけって不条理

そんな人にはこれくらいの贅沢させてあげたい

 

 

綺麗なお城、綺麗な部屋、そして友達

素敵な空間で友達の大切さも知り

一人一人の個性もわかっていく

 

 

そして主人公優しいの!!!!

 

 

終わらせたくない日常

でも過ぎ去る日々

 

 

自分の青春と重ねながら読みました。

終わらせたくないけど光のようにすぎていく

 

 

その中で抗って失敗して

 

 

でもなんとかなって

 

 

その中で得るものがたくさんあって

 

 

忘れてしまっても覚えていることもあって

 

 

どんな日常でも頑張って生きていこう

 

 

って思える作品でした

 

 

なんだろう爽快感もあり

喪失感もありのなんとも言えない

 

 

青春はもう戻ってこないけど

まだ得られるものはたくさんあるから

自分ももっと頑張らないといけないな

 

 

 

明日からもしっかり生きていこう

 

 

【総括】

素晴らしい本でした

 

 

購入はここから

[http://:title]

 

よかったらクリックしてください

にほんブログ村 本ブログへにほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

【読了】海の見える理髪店【感想】

海の見える理髪店読み終えました。

 

f:id:okdken:20191013201824j:plain

【写真】海の見える理髪店

 

第155回直木賞受賞作

主の腕に惚れた大物俳優や政財界の名士が通いつめた伝説の床屋。ある事情からその店に最初で最後の予約を入れた僕と店主との特別な時間が始まる「海の見える理髪店」

意識を押しつける画家の母から必死に逃れて十六年。理由あって懐かしい町に帰った私と母との思いもよらない再会を描く「いつか来た道」

仕事ばかりの夫と口うるさい義母に反発。子連れで実家に帰った祥子のもとに、その晩から不思議なメールが届き始める「遠くから来た手紙」

親の離婚で母の実家に連れられてきた茜は、家出をして海を目指す「空は今日もスカイ」

父の形見を修理するために足を運んだ時計屋で、忘れていた父との思い出の断片が次々によみがえる「時のない時計」


数年前に中学生の娘が急逝。悲嘆に暮れる日々を過ごしてきた夫婦が娘に代わり、成人式に替え玉出席しようと奮闘する「成人式」

人生の可笑しさと切なさが沁みる、大人のための“泣ける”短編集。

amazonより引用

 

 

第155回直木賞受賞作

 

f:id:okdken:20191013223624j:plain

 

ja.wiki((pedia.org

 

 

2019年が第161回になるので6年前の受賞作になりますね。(もっと早く読みたかった)

 

 

全6編の短編集で構成されており、

1編ずつのつながりはないため、読みやすい作品でした。

 

 

題名の「海の見える理髪店」が1番最初の短編で

 

 

  1.  「海の見える理髪店」
  2. 「いつか来た道」
  3. 「遠くから来た手紙」
  4. 「空は今日もスカイ」
  5. 「時のない時計」
  6. 「成人式」    と続きます。

 

 

 

どれも個性的な作品で中でも「成人式」は胸にくるものがありました。

 

 

短編6編の感想をあげるのも長くなるので、

「成人式」の感想のみ書いていきます。

 

 

【物語】

 

ストーリーは15歳の女の子鈴音が交通事故によって亡くなった後の両親の物語になります。

 

 

鈴音が亡くなってから2人の間で鈴音に関係するもの(昔のビデオ、好きだった番組等)を極力見ないようにして過ごしていました。

 

 

その生活の中であらゆるものをすり減らして生きていきます(すり減らしているように感じます)

 

 

ある日お母さんが寝ている最中に

お父さんが昔のビデオを見ているのがバレてしまいます。

しかしそのビデオを2人はそのまま見ることに

 

 

鈴音が亡くなってから5年

タブーであるビデオに対して2人は向き合うことを決意しました。

 

 

そこには幼い時の鈴音の姿、

ふてくされた顔、泣いた姿、うろたえる声

そして多くの笑顔

何も変わらない日常がそこにはあったのです。

 

 

 

 

変わったのは自分たちと周りの環境、

そして鈴音の姿はありませんでした。

 

 

 

 

そんなある日自宅に鈴音宛の振袖カタログが届きます。

最初は怒りをあらわにしていましたが、

 

 

変わるきっかけをさがしていた2人

いっそ成人式に鈴音の代わりに出席することを決意

 

 

今まで疎かにしていた美容に取り組み、

少しでも20歳に見えるよう努力の日々を続け

 

 

髪の色を染め振袖を着てお父さんと成人式に向かいます。

 

 

式入場の際に入場口で止められるも、

鈴音の友達に助けられて式に無事参加できました。

 

 

鈴音が見るはずだった風景を2人は噛み締めながら見ます。

最後に鈴音の友達と一緒に笑顔で写真を撮り物語は終了します。

 

 

 

 

題目として娘を亡くした両親という少し重い入り方をしますが、

その中での両親の葛藤、死に対するやりきれなさ

成長そして感謝を感じられる物語でした。

 

 

 

【ちょっと感想】

 

 

 

両親が成人式に入る時のドキドキ感はすごかったです(恥ずかしくなって読むの止めようかと思いました笑)

 

 

娘の成人式に出席する決意

それを実行する覚悟

とても感服しました。

 

 

娘が見るはずだった成人式を2人はどんな感情で見たのでしょう。

本当なら20歳になった鈴音が参加していたはず、

 

 

その心情は計り知れませんが、

それを乗り越えて笑顔で進んでいく2人に感動しました。

 

 

誰しもが1人で生きているわけではなく、

周りの人間に支えてもらいながら生きてきた。

 

 

これからは亡くなった鈴音にも支えてもらいながら生きていく

 

 

そう簡単にできることではありませんが、

これからも笑顔で生きていってほしいですね。

 

 

 

 

まだ私には娘はいません(結婚すらしてません)が愛娘が亡くなったら、

正気でいられる自信があまりないですね。

 

 

この両親みたいに強く優しく生きて生きたいです。

 

 

 

  • 【PS】

 

 

 

最近読む量がめっきり減ってきてしまったので、

またブログであげていこうと思います。

 

読んだ本はたくさんあるんで、

ゆっくり紹介していきます。

 

 

では、ありがとうございました。

 

 

購入はここから

[http://:title]

 

よかったらクリックしてください

にほんブログ村 本ブログへにほんブログ村 本ブログ 読書日記へ