おかだのブログ

たくさん本読みます

【読了】百花【感想】

百花読み終えました。

 

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「あなたは誰?」
息子を忘れていく母と、母との思い出を蘇らせていく息子。
ふたりには忘れることのできない“事件”があったーー。
現代に新たな光を投げかける、愛と記憶の物語。

世界から猫が消えたなら』『億男』『四月になれば彼女は』の著者、待望の最新刊!

【内容紹介】
晦日、実家に帰ると母がいなかった。
息子の泉は、夜の公園でブランコに乗った母・百合子を見つける。
それは母が息子を忘れていく日々の始まりだった。

認知症と診断され、徐々に息子を忘れていく母を介護しながら、泉は母との思い出を蘇らせていく。
ふたりで生きてきた親子には、どうしても忘れることができない出来事があった。
母の記憶が失われていくなかで、泉は思い出す。
あのとき「一度、母を失った」ことを。
泉は封印されていた過去に、手をのばすーー。

現代において、失われていくもの、残り続けるものとは何か。
すべてを忘れていく母が、思い出させてくれたこととは何か。 

 

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川村元気さんの他の作品も好きです

 

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めっちゃ映画化してます

 

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ちょっと古いですけど映画はこれが1番好き

主題歌がすごくいいです

 

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ちなみに百花の意味とは、

 

いろいろの花。多くの花。「百花咲き乱れる」

 

 

 

 

川村元気さんいい作品ばかりです

 

 

他の作品も追々感想書いていきます

 

 

今回の作品はなんだかちょっと

寂しくなるような

 

 

【感想】

 

認知症になったお母さんと息子の話です。

 

 

シングルマザーで育った主人公、

母親が認知症と診断され

いつもの母親がおかしくなっていく

段々得体の知れないものになっていく恐怖

 

 

支離滅裂になっていく言葉

伝わらない会話

忘れて行く記憶

 

 

でもその中で思い出された事件がありました。

 

 

母親が認知症になったからこそ

わかった事実、思い出された記憶

 

 

 

幼少期の空白だった1年間の謎がどんどん明らかになっていきます。

 

 

 

その間母親はなにをして

なにを感じ

なにを考えていたのか

 

 

 

それを知った主人公は、、、

 

 

 

っていう感じの話です。

 

 

全体的に少し重めの内容ですが、

現代的でリアルな感じがありました。

 

 

 

今回のテーマにもなっていますが、

 

 

愛と記憶の物語

 

 

 

そう愛と記憶の物語です。

 

 

 

この本の素敵なところは、

 

 

 

認知症で母親は多くの記憶を失いますが、

残り続ける記憶もある

 

 

 

記憶を失う分取り戻す記憶がある

 

 

 

昔の何気ない記憶を思い出し愛されていたんだなと

感じるところがいいですね

 

 

【総括】

愛は勝つ

 

 

 

 

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