おかだのブログ

たくさん本読みます

【継続】武器になる哲学 01ロゴス・エトス・パトス【勉強用】

武器になる哲学を読みます。

 

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【写真】武器になる哲学

 

「役に立たない学問の代表」とされがちな哲学は、ビジネスパーソンの強力な武器になる。現役で活躍する経営コンサルだから書けた、「哲学の使い方」がわかる1冊。


【本書で紹介するキーコンセプト】
●第1章 「人」に関するキーコンセプト 「なぜ、この人はこんなことをするのか」を考えるために
・ロゴス・エトス・パトス――論理だけでは人は動かない(アリストテレス
・悪の陳腐さ――悪事は、思考停止した「凡人」によってなされる(ハンナ・アーレント) ほか

●第2章 「組織」に関するキーコンセプト 「なぜ、この組織は変われないのか」を考えるために
・悪魔の代弁者――あえて「難癖を付ける人」の重要性(ジョン・スチュアート・ミル
・解凍=混乱=再凍結――変革は、「慣れ親しんだ過去を終わらせる」ことで始まる(クルト・レヴィン) ほか

●第3章 「社会」に関するキーコンセプト 「いま、なにが起きているのか」を理解するために
アノミー――「働き方改革」の先にある恐ろしい未来(エミール・デュルケーム
・パラノとスキゾ――「どうもヤバそうだ」と思ったらさっさと逃げろ(ジル・ドゥルーズ) ほか

●第4章 「思考」に関するキーコンセプト よくある「思考の落とし穴」に落ちないために
シニフィアンシニフィエ――言葉の豊かさは思考の豊かさに直結する(フェルディナンド・ソシュール
反証可能性――「科学的である」=「正しい」ではない(カール・ポパー) ほか 

 

www.kadokawa.co.jp

 

前々から読みたいと思っていたのですが、

 

 

読みます。

 

 

読みます。

 

 

読みます!!

 

 

自分1人だと絶対途中で読むのやめるので

書きながら読みます。

 

 

内容紹介しながら進めて勉強も兼ねます。

 

 

よし、いこう

 

 

【01 ロゴス・エトス・パトス】アリストテレス

 

ja.wikipedia.org

 

人が行動を本当の意味で変えさせようと思うのであれば、

「説得よりは納得、納得よりは共感」が求められるようです。

 

 

そのためには何が必要か

アリストテレスは著書『弁論術』において

「ロゴス」「エトス」「パトス」の3つが必要だと説いています。

 

 

「ロゴス」とはロジックのこと、

論理だけで説得することは難しいが、

論理的にむちゃくちゃな意見に賛同を得ることは難しいということから

重要な要件としてあげられています。

 

 

「エトス」とはエシックス=倫理のこと、

人は道徳的に正しいと思えることに

自らの才能と時間を投入したいと考えるため、

その点を訴えて人の心を動かすが有効と説いています。

 

 

「パトス」とはパッション=情熱のこと、

本人が熱を持って語ることで人は初めて共感します。

過去の英雄たちは「パトス」をもって未来を語ったからこそ

世界は今あるように変わりました。

 

 

ここまででアリストテレス

「ロゴス・エトス・パトス」の説明をしましたが、

この「言葉によって人を動かす」というそもそもの考えに強く反対したのが、

ソクラテスでした。

 

ja.wikipedia.org

 

リーダーシップにおける言葉の重要性に

歴史上最初に注目したのはアリストテレスの師匠筋にあたるプラトンです。

ja.wikipedia.org

 

プラトンの著書『パイドロス』では次の議論がなされます。

 

 

アリストテレスが重要視したレトリック=弁論

に対置されていたのがダイアローグ=対話

 

 

リーダーには弁論(レトリック)が必要だと主張する

パイドロスソクラテスの弟子の名前)に対して

ソクラテスがこれを批判、

真実に至るには対話(ダイアローグ)しかないと説得する構成になります。

 

 

ソクラテスは弁論(レトリック)を「まやかし」と言います。

言葉巧みに弁舌を振るって人を動かす技術は

人心を誤らせる、ということです。

 

 

組織のリーダーであれば人を「酔わせ、舞い上がらせる」ことが

必要な場面があるでしょう。

 

 

弁論(レトリック)の危険性を知った上で、

人を動かすために「ロゴス・エトス・パトス」の3つが必要だという

アリストテレスの指摘については、

その過剰な使用がもたらす危険性も含めて、

知っておいて損はないと思います。

 

 

【感想】

 

 

アリストテレスのいう「ロゴス・エトス・パトス」の

重要性は理解できたし

 

 

それに伴いソクラテスのいう

弁論(レトリック)は「まやかし」という意見も大変理解できました。

 

 

確かにいつかは人を説き伏さなければいけない場面はあるだろうし、

例えば人前でスピーチするときなんかは

「ロゴス・エトス・パトス」はとても有用に思います。

 

 

しかし、弁論(レトリック)だけではいけない場面も必ず存在するし

自分が信頼できる相手には対話(ダイアローグ)していきたいと思います。

 

 

難しいことですが、

使い分けが大事なのかな。

 

 

知っておいて損はないとうことで、

きっと私たちの日常の中にも「ロゴス・エトス・パトス」は存在し、

 

 

それを正しい正しくないと判断するのは自分自身なので、

 

 

自分に納得ができる答えが導き出せるよう

 

 

考える力を養うのは大切だと感じました。

 

 

【総括】

勉強しよう。

 

 

 

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