おかだのブログ

たくさん本読みます

【読了】かがみの弧城【感想】

かがみの弧城読み終わりました。

 

f:id:okdken:20191013230616j:plain

【写真】かがみの弧城

 

内容紹介

あなたを、助けたい。

学校での居場所をなくし、閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。そこにはちょうどこころと似た境遇の7人が集められていた――
なぜこの7人が、なぜこの場所に。すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。
生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。一気読み必至の著者最高傑作。

Amazonより引用

 

鏡の世界で謎を追う不登校児 大人と子どもの目が共存する救いの物語

大人である現在の自分と、子どもだったあの頃の自分の両方を、同時に、ここまで慰め、励ましてくれる小説なんてはじめてだ。辻村深月の新作『かがみの孤城』のことである。

中学一年生のこころは、ある出来事を機に学校へ行けなくなり、いつも家で過ごしている。ある日一人で家にいると、部屋の鏡が突然輝き始め、潜り抜けてみると、そこは城の中だった。集められたのはこころを含め、似た境遇にいるらしき中学生が七人。九時から十七時まで滞在が許されるその城で、彼らにはひとつの課題が出される。猶予は一年。戸惑いながらも七人は、少しずつ心を通い合わせていくのだが……。

少年少女が異世界の建物の中で謎を追う設定は、著者のデビュー作『冷たい校舎の時は止まる』と同じ。ああ、久々に初期の頃のような青春小説を書いたのだな……と思いながら読み進めた。自分も思春期にこんなふうに傷ついていたなと思い出すというより、自分があの頃傷ついたのは、こういうことだったのか、と気づかせる描写の巧さに唸る。だが途中で、それだけではないと気づいた。これは、あの頃の気持ちを失わないまま、かつ、大人としての目を持ち合わせるようになった今の著者だからこそ書ける作品なのだ。泣けるのは娘を理解しようと手探りする母親の戸惑いや怒りや喜びが、それに無自覚なこころの目を通しながらもありありと伝わってくる点。子どもが大人に望むことはもちろん、大人が子どもに対して思うことを、こんなふうに巧みに表現してのけるとは。

大人も子どもも、みんなが関係を構築していこうとしている。その部分だけでも充分読ませるが、もちろんミステリーパートも秀逸で、孤城の秘密がすべて明かされていく終盤は驚きの連続。それがまた、胸をしめつける真相だ。救いを求める側から救う側へとなった時、人は本当に救われるのだとも気づかせてくれる一冊である。

評者:瀧井 朝世

(週刊文春 2017.05.25号掲載)

 

 

 

ここまでの紹介だけでわかる「いい本」感

しかもこの本本屋大賞を受賞しているんです。

 

 

個人的に本屋大賞を受賞した作品にハズレはないと思います(個人的な感想です)

 

そもそも本屋大賞とはってところから説明します。

 

 

本屋大賞とは】

本屋大賞(ほんやたいしょう)とは2004年に設立された、NPO法人本屋大賞実行委員会が運営する文学賞である。

一般に、日本国内の文学賞は、主催が出版社であったり、選考委員が作家や文学者であることが多いが、本屋大賞は、「新刊を扱う書店オンライン書店含む)の書店員」の投票によってノミネート作品および受賞作が決定される。

出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』

 

つまり書店員の方が選んだ本なんです!!

本が好きな人が選んだんです!!

つまりおもしろい(暴論)

 

f:id:okdken:20191013232002j:plain

 

 

ここからは感想を書いていきます。

 

 

【感想】

 

ある出来事から主人公は学校に行けなくなってしまう。

 

 

そんな中主人公の部屋の鏡が光だし歩みを進めてみると、、、

 

 

境遇を共にした7人の子供たち

 

 

7人の環境はより良くなり、

いつも一緒にいるように

 

 

だけどその期間は決められており、

 

 

そこで何を考え行動するのか

 

 

みたいなのが内容ですが、

純粋にこの本を読んでいて

学校に行けない主人公に救いの光があってよかった!!

 

 

って思いました。

 

 

だっていじめられて部屋に引きこもってるだけって不条理

そんな人にはこれくらいの贅沢させてあげたい

 

 

綺麗なお城、綺麗な部屋、そして友達

素敵な空間で友達の大切さも知り

一人一人の個性もわかっていく

 

 

そして主人公優しいの!!!!

 

 

終わらせたくない日常

でも過ぎ去る日々

 

 

自分の青春と重ねながら読みました。

終わらせたくないけど光のようにすぎていく

 

 

その中で抗って失敗して

 

 

でもなんとかなって

 

 

その中で得るものがたくさんあって

 

 

忘れてしまっても覚えていることもあって

 

 

どんな日常でも頑張って生きていこう

 

 

って思える作品でした

 

 

なんだろう爽快感もあり

喪失感もありのなんとも言えない

 

 

青春はもう戻ってこないけど

まだ得られるものはたくさんあるから

自分ももっと頑張らないといけないな

 

 

 

明日からもしっかり生きていこう

 

 

【総括】

素晴らしい本でした

 

 

購入はここから

[http://:title]

 

よかったらクリックしてください

にほんブログ村 本ブログへにほんブログ村 本ブログ 読書日記へ